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2022年

10月例会報告
2022年10月9日(日)のじぎく会館1階101・102号室

 例会はのじぎく会館101・102号室で会員23名が参加して始まりました。会場をおさえにくく、3月までは会場が変更になる可能性があることなどを含め馬場会長の挨拶から始まりました。東浦副会長からは秋の山草展について、詳しい日程と当番の協力依頼があり、来訪者への記帳依頼、展示物はシダ類でも可、プラ鉢は不可とすることもあるなどの諸注意がありました。髙木芳子会員からは、新年会が1月15日の第3日曜日、北野プラザ六甲荘で行われるというアナウンスがあり、新しく入会された芦屋市在住の坂本彩子さんが紹介されました。

 網順三会員によるヤマシャクヤクの植え替え実習では、ヤマシャクヤクの白花は春早く咲き、一月ほど遅れて紅花が咲くという話から始まりました。材料は船坂農園から購入した銘品も含まれるラベル落ちの2年苗のヤマシャクヤクです。古い土を完全に落とすことから始まり、根を整えた後消毒のためベンレート(2000倍液)入りのバケツに30分つけ込みました。その間に馬場会長の蘊蓄、昔は春先に植え替えていたが、その時期に植え替えると花付きが悪くなる、地上部が枯れても晩秋から根は動き出し春に備えている、六甲山にも赤花が自生していることなどの話があり、昔の本に頼っていてはいけないことを教えられました。

 消毒が終わってからポットにゴロ土を入れ、少しの用土を入れて中粒のマグアンプKを置き、その上に根(根茎)を広げ、用土をかぶせて根回りを棒でつついて締める実習をしました。この後水で満たしたバケツにゆっくり入れてはサッと引き上げるということを何度かして余分の微塵を抜く網流の方法も教わりました。きつい消毒と肥培が花を春に沢山咲かせるコツだそうです。

 実習後、網会員から提供されたセイヨウカマツカ、センボンヤリ、春咲きシュウメイギク(アネモネ・バージニアナ)の余剰苗が分譲されました。卓上展示はネリネ・マソニオルム、ナガボノアカワレモコウなどの秋の切り花、四国産ヒメツルボ、蕾つきのマユハケオモトが出品されていました。

卓上展示作品の一例 写真をクリックすると拡大します 

ヒメツルボ.png

●四国産ヒメツルボ

ネリネ・マソノルム.png
ハエマンツス.png

●オニユリ(無点)

●チャボツメレンゲ

馬場挨拶.png

●会長挨拶

網さん.png

●網会員によるヤマシャクヤクの植え替え講習

ヤマシャクヤク根.png

●当日の教材、きれいに整理され、承諾されたヤマシャクヤクの根

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