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2022年

9月例会報告
2022年9月11日(日)のじぎく会館1階101・102号室

朝夕は多少涼しくなりましたが、日中は猛暑が続きコロナも収まらない中での例会は、参加者が少なめの24名と見学者2名の計26名でした。

 まず東浦副会長から、秋の展示会についての説明があり、講習会はなし、相楽園での菊花展も中止、大鉢が手に入りにくくなっているためパッと見プラスティックとわからないプラ鉢なら受け付けること、作品は手元で6ヶ月以上育てたものなどの注意点、その他実施要項や当番の心得、反省事項を確認して、最低一人一鉢の出品依頼がありました。馬場会長から、新年会の日程は2023年(令和5年)1月15日(第3日曜)が予定されており、場所は六甲荘を第1候補にしていると説明がありました。今後、細部を検討し詰めていくとのことです。

  

 本日のメインテーマは、神戸山草会が雌岡山のケスハマソウ保護活動を始めた当時の取材したテレビニュースの録画を再生し、会活動の歴史を学ぶのが目的でした。かなり昔の録画なので懐かしい歴代の会長・ベテラン会員が映ったり、そのお庭が登場し1300鉢を栽培維持されているという話に驚きの声が上がりました。また、DVD再生の二つ目は、礼文島の花を収録したNHKの紀行番組を上映し、登場する山草・高山植物を会長が説明していくという内容でした。レブンアツモリの自生状況や保護についての話題、昔カラフトアツモリソウ(シプリペジューム・カルセオラス)がその種とレブンアツモリソウと交雑したと推定される個体(シプリペジューム・ベントリコスム)の蘊蓄を馬場会長が熱く語りました。

 卓上展示会は季節の端境期で展示数は多くはありませんでしたが、ラベル1枚に一つの育て方を書いて、鉢に何枚も指しておくと育てるときに役に立つと髙木会員が他の会員の育て方を紹介されました。レブンウスユキソウや青軸シコタンソウの大鉢などを拝見することができました。鴨川会員から腰水で育てたオオミズトンボや鉢をビニール袋でかぶせたナツエビネなどが展示されました。洋蘭との交配が疑われるというフウラン交配種(アスコフィネティアsp.)を展示会に出して良いかという問いかけがありましたが、馬場会長の蘊蓄が語られただけで、結論には至りませんでした。𠮷本会員からはサワギキョウやネリネが展示されました。

最後は森田名誉会長からのイカリソウ苗の分譲がありました。洋種を含め、キバナイカリソウなど何種類かの苗が分譲されました。

卓上展示作品の一例 写真をクリックすると拡大します 

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●ヒメツルボ(白花)

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●フウラン交配種

(アスコフィネティアsp.)

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●シコタンソウ(青軸)

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●育て方を書いたラベルを沢山並べて管理しています。

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